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アームストロング・オズマ選手はカージナルスから中日ドラゴンズに移籍して、背番号130を背負って(カージナルス時代の13は中日では背面投球で知られる小川健太郎投手がつけていたため)、星一徹コーチの指導を受けました。見えないスイングで飛雄馬のライバルとなりましたが、退団してアメリカに帰国。少年マガジンでは、星や花形に見送られて機上の人になり、以後登場しませんでしたが、テレビ・アニメの方では、その後のオズマが描かれます。オズマは徴兵され、ベトナム戦線に送られ戦死してしまうのです。たしか2回にわたって放映されました。
今よりも黒人差別が強かっただろう時代、貧困の中で暮らし、(人買いのように球団に連れていかれるが)野球選手として前途が期待された矢先です。
テレビ・アニメの「巨人の星」では、毎年、夏の終戦記念日あたりになると、本筋と離れてこういった「戦争の悲惨」を描く特別番外編が放映されました。たしか、戦火に散った沢村栄治投手や吉原正喜捕手を扱った回もありました。戦争に行かれた人もまだまだいらっしゃったし、戦争で身内を亡くした記憶も残っていた時代、平和への願いを日本国民が強く抱いていたのだと思います。子供が観るスポ根アニメでも、こうした回を毎夏製作していたというのは作る側にも「語り継ぐ」意義と良心があったということです。今だったらどうでしょうか。「そんなの視聴率が取れるのか!」とディレクターが言うか、スポンサーからストップがかかるんじゃないですかね。とにかく、視聴率、つまるところ、儲かるかどうか、金、カネ、金という世の中になってしまったようです。反戦どころか、兵器をこれでもかと見せる「シン・ゴジラ」(2016 庵野秀明監督)のような好戦映画が作られるわけですから。(東日本大震災をメタファーにして隠れ蓑にしていて、災害を利用しているのがタチ悪いです)
グローバリゼーションとか言っても、実態は形を変えた帝国主義で、その反動でドナルド・トランプの当選のようにナショナリズムが強まり、また同じ歴史の道を歩んでいくような感じになっています。
今日はジョン・レノンの命日です。ジョンが歌ったように、国境もなく、殺し合うこともなく、皆が世界を共有するときはいつになったら来るのでしょうか。 1images
(ジャッピー!編集長)