Michiko_Sugata_1963
小野正一投手と仁木田鶴子さんの話題が出ましたので、プロ野球選手と映画女優のカップルの話で続けます。
同じく、大映に姿美千子さんという女優さんがいました。僕の記憶ではまず、「大怪獣ガメラ」(1965 湯浅憲明監督)で、主人公の少年のお姉さんの役が印象に残っています。本当に優しいお姉さんという感じで、怪獣目当てに観に行った思春期以前のガキンチョにとっても、ああこんなお姉さんがいたらなあという憧れの気持ちを抱かせました。元々、橋幸夫の初主演映画「すっとび仁義」(1961 安田公義監督)の相手役オーディションで優勝、デビューしたのですが、(ちなみに最初から優勝者には姿美千子という名前でデビューと決まっていた)その2年後、「高校三年生」(1963 井上芳夫監督)で主演、舟木一夫と共演しているので、当時の御三家のうち二人と共演した女優というわけです。この映画で姿さんは進路や恋愛に悩む女子高生に扮して、恋人役の倉石功さんがちょっと羨ましかったです。舟木さんが「好きだ」と告白するのは、姿さんの友人役の高田美和さんなんですが、姿さんも高田さんも清楚で純情そのものという美しさです。のちに高田さんがロマンポルノに出るなんてのは天地がひっくり返っても想像できないという感じです。一方、姿さんは1971年、ジャイアンツの倉田誠投手と結婚、引退となります。背番号17、リリーフで活躍した時期がありましたが、その後浅野啓司投手とのトレードでヤクルトに移籍。ヤクルトではパッとしなかったですね。
そして、姿さんの妹が橘和子さん。こちらは日活で渡哲也さんの相手役などつとめていましたが、お姉さんより早く1969年のオフ、やはりジャイアンツの高橋一三投手と結婚、引退します。高橋投手はこの年、絶好調。22勝をあげ沢村賞を受賞しました。シーズン中はよく橘さんがスタンドに応援に来ていたといいますから、張り切っていたのでしょう。ブルペンでは、高橋さんが「俺の彼女の姉さん、紹介しようか」なんて会話を倉田投手と交わしていたのかも。その高橋一三さんも昨年亡くなってしまいました。  (ジャッピー!編集長)